【後編】インドネシア視察団が能代市を訪問いたしました
今回の記事では、インドネシア視察団による能代市視察の午後の様子をお伝えします。
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昼食後、視察団の皆様は能代市の工業団地にあるアキモク鉄工株式会社と株式会社大栄木工の2社を訪問し、最先端の鉄工技術や伝統的な木工技術について学びました。
アキモク鉄工株式会社
花下社長による事業説明
アキモク鉄工株式会社(https://www.akimoku-iw.jp)は、橋梁や産業機械の製造を手掛ける企業で、機械工場と鉄構工場を併設し、設計から製造、据付までを一貫して行っています。視察団は、工場内での大規模な鉄骨加工や、ISO9001認証を取得した高品質な製品製造の様子を見学し、精密な加工技術と高度な溶接技術に圧倒されていました。特に、ダイカストマシンや水門設備など、多岐にわたる製品群を手掛ける同社の技術力に深い関心を示していました。
ものづくりに携わる視察団の皆様は、アキモク鉄工の技術力に深い敬意を抱き、技術者同士の意見交換も活発に行われました。互いの経験やノウハウを共有し、非常に有意義な交流が生まれました。
花下社長と、ASTRA tech学長・ヘンリー氏
大栄木工株式会社
能登社長による材木の説明
続いて訪れた大栄木工株式会社(https://www.daieimokko.co.jp/)では、木工技術の精巧さと材木の美しさに視察団の皆様が強い感銘を受けました。能代市はかつて「東洋一の木都」として名を馳せており、大栄木工では脈々と受け継がれた伝統と最新技術の融合を通じて新たな価値が創り出される場面を間近で見学することができました。
工場では、職人の皆様が一本一本の木材を丁寧に加工し、美しい木工製品を仕上げる様子を視察しました。視察団の皆様は、木材の質感や細やかな彫刻技術に驚き、大栄木工が生み出す工芸品の美しさに感動していました。視察の最後には、大栄木工より記念として組子細工の箸置きが贈られ、視察団の皆様も大変喜ばれていました。
工場には、優雅な材木の香りが漂っていました
能代市役所にて市長との面会
視察後、一行は能代市役所を訪問し、齊藤滋宣市長との面会が実現しました。市長からは、能代市の産業や地域の特色、そして人口減少や働き手不足の現状について説明があり、今後の交流や連携の可能性について意見交換が行われました。
視察団からも、インドネシア国内の雇用状況や高い失業率について情報が共有され、相互協力の可能性を探る貴重な場となりました。
この面会の様子は、地元紙「北羽新報」およびNHK秋田放送局のニュースにて報道され、多くの方々に今回の視察の意義が伝えられました。能代市とインドネシアとの国際的な交流が進むきっかけとなり、地域の発展にも寄与する機会となりました。
視察の締めくくり — 能代の味覚を堪能
視察後は能代市の「魚松」にて会食を行いました。魚松は地元の新鮮な海産物や秋田の郷土料理を楽しめる食事処であり、視察団の皆様には、能代ならではの味覚を堪能していただきました。
新鮮な魚介類や郷土料理の数々に舌鼓を打ちながら、視察の感想や今後の協力関係について語り合い、和やかな雰囲気の中で交流を深めました。
インドネシアの伝統的な衣装に身を包む視察団の皆様。恰好よかったです!
おわりに
今回の視察を通じて、働き手不足に直面している能代市と、雇用の確保が課題となっているインドネシアの教育機関が、互いに有益な関係を築くきっかけとなりました。視察団の皆様にとっても、日本の現場で直接状況を知る機会となり、今後の協力に向けた具体的な道筋を考える良い機会となったのではないでしょうか。
今回の視察は、昨年の能代市側のインドネシア訪問に続くものであり、相互に学び合う貴重な機会となりました。これからも、このような協力関係が継続し、互いに支え合える関係を築いていけることを願っています。地域の課題を共に乗り越え、新たな可能性を模索しながら、より良い未来を築いていけるよう、今後も連携を深めてまいります。