[インドネシア視察レポート・前編]能代山本地域における「地域の人事部」がインドネシア視察を実施いたしました
能代山本地域における「地域の人事部」は、11月18日から21日にかけてインドネシア視察を実施いたしましたので、当記事を通して皆様へ活動報告をさせていただきます。「前編」となる当記事は、主に視察の概要についてのご報告となります。
今回の視察への参加者は、本事業の実施主体である能代市役所と連携企業を中心に、一般社団法人COCORO、そして能代市の民間企業の皆様となっております。視察参加団体の一覧は以下の通りです。
- 能代市役所
- 大森建設株式会社
- 株式会社清水企業
- 株式会社BNGパートナーズ
- 株式会社ダイサン
- 一般社団法人COCORO
- 株式会社三協運輸
- 成田建設株式会社
- 有限会社東栄
- その他1社
今回の視察の目的は、日本で就業希望する皆様が日本語能力と技能の研鑽に励む教育現場を見学を通じて外国人材に対する不安や偏見を払拭して地域企業の新たな可能性を模索すること、そして各機関の事業内容を把握し、協力関係を構築することにありました。
過疎化が急速に進行する能代山本地域では、国内人材の獲得のみならず外国人材の雇用と定着に向けた取り組みにも注力しなければなりません。外国人材雇用のノウハウが少ないこの地域が新たな未来へ向かって大きく前進するためには、自らの足で現地へ赴き、自らの目で現場を見るという活動が重要であると私たちは考えております。「百聞は一見に如かず」と言うように、今回の視察は参加者一同、今までの常識や固定観念から脱却し、開眼させられる得難い機会となったと感じております。
スカルノハッタ国際空港にて
視察団一行は、日本企業が現地拠点を展開しているジャカルタ近郊都市を訪れ、人材育成を行う四つの教育機関を訪問しました。実際に教育が行われている現場を見学することで参加者一同、知見を深めることができました。これにより、「地域の人事部」メンバーにとっても、そして参加した民間企業にとっても、「企業と地域の未来のためにはどうすれば良いのか」という大きなテーマについて具体的な行動指針・アイデアを発案する契機となり、本事業の活動の一環として大成功を収めることができたと実感しております。
HADETAMA社にて事業説明を受ける視察団一行
続く「中編」では日本で就業する人材の育成と送り出しを行う二つの機関、PT.MINORI様とLPK HADETAMA様、「後編」では産業・工業で活躍する人材育成に特化した職業訓練学校、ASTRAtech様、Politeknik Industri ATMI様における視察の様子について詳細にご報告いたします。外国人雇用の促進と多文化共生社会の実現により、過疎地域における働き手不足を解決する取り組みに関する示唆に富んだ記事となっておりますので、次回記事の掲載をご期待ください。