【中編】インドネシア視察団が能代市を訪問いたしました
インドネシア視察団が能代市を訪れた本視察レポートの中編では、2月28日午前中に実施した能代市のエネルギー産業に関する視察の様子をお伝えします。
視察団は、JAXA能代ロケット実験場およびはまなす展望台を訪れ、日本の先端技術と再生可能エネルギーの取り組みについて学びました。
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JAXA能代ロケット実験場を視察
視察団が最初に訪れたのは、JAXA(宇宙航空研究開発機構)能代ロケット実験場です。1962年の開設以来、日本のロケット技術の発展を支え、固体ロケットの燃焼試験をはじめとする多様な実験が行われています。特に、イプシロンロケットの試験にも活用され、高精度なエンジン評価が可能な環境が整っています。地理的条件を活かした安全な試験場として、日本の宇宙開発の重要拠点となっています。
視察団の皆様は、広大な試験施設や設備に圧倒されつつも、担当者の説明に熱心に耳を傾けていました。特に、宇宙技術の発展が日本の産業や研究機関とどのように結びついているのかに強い関心を示し、多くの質問が寄せられました。
寒空の下、実験場を見学する視察団ご一行
はまなす展望台から洋上風力発電を視察
続いて視察団が訪れたのは、能代市沿岸に位置するはまなす展望台です。ここからは、日本でも有数の洋上風力発電施設を間近に見ることができます。
能代市では、再生可能エネルギーの導入を積極的に推進しており、2025年時点で陸上と洋上を合わせた風力発電設備が60基以上稼働し、総発電容量が約160,000kWに達しています。特に、2022年に稼働を開始した能代港洋上風力発電所は、地域のエネルギー供給に大きく貢献し、次世代エネルギーのモデルケースとして注目されています。さらに、2023年には八峰町・能代市沖における新たな洋上風力発電事業が始動し、地域経済への波及効果が期待されています。視察では、能代市役所エネルギー産業政策課のご担当者より、能代市の再生可能エネルギー政策、風力発電の技術的進展、地域経済との連携について詳しい説明が行われました。
視察団の皆様は、日本の再生可能エネルギー政策に関心を持ち、特に能代市が地域資源を活かしながらエネルギー自給率の向上を目指している点に興味を示していました。エネルギー産業政策課のご担当者と熱心に質疑応答を交わしており、活発な意見交換が行われました。
能代の食材×ハラールランチを堪能
視察団は昼食の時間を、エモーショナルダイニング株式会社が経営する『酒食彩宴 粋』にて過ごしました。当サイトでもインタビューを行った同店は、地元の食材を活かした料理を提供しています。今回参加された方の中にはイスラム教徒の方もいらっしゃったため特別にハラール対応をしていただき、皆様が安心して食事を楽しむことができました。「粋」の皆様、ご配慮とご協力をいただき誠にありがとうございました。
ハラール料理のメニュー
ハラール花籠御膳。素敵なランチタイムとなりました。
午後の視察では、能代市のものづくり技術に焦点を当て、工業団地の企業を2社訪問いたしました。続く後編ではその様子を詳しくお伝えしますので、ぜひご期待ください。