地域に根ざす彼らの生活:秋田で働く特定技能生へインタビュー
地域の人事部プロジェクトが始まってから1年が経過し、秋田県で続々と外国人材の雇用が広がっています。
今回は秋田県で働き始めた外国人の皆さんに、インタビューを実施しました。
インドネシア出身のメリさんとオティさん

秋田県内の介護施設で働くふたり。日本のアニメや文化も大好きで、日々の暮らしを楽しんでいます。
普段はどこで買い物をしていますか?
メリさん
「近所のスーパーで買い物をしています。ハラルの食材はないので、果物をよく買います。桃がとってもおいしかったです。」
オティさん
「ハラルの食材は、東京のネットスーパーで買って、冷蔵庫にストックしています。」
介護の仕事で楽しいと思う瞬間はありますか?
メリさん
「入居者さんと話すときです。インドネシアには介護施設が無いので、おじいさんやおばあさんと話すのはとても楽しいです。」
オティさん
「入居者さんから“ありがとう” と言われると、とっても嬉しくなります。」
仕事で大変な瞬間は「移動介助」と声を揃えたふたり。仕事もしっかりとこなしている様子が伺えます。
インドネシア出身のハフィズさんとデニさん

自動車整備業で働くハフィズさんとデニさん。初めての秋田の冬に戸惑いながらも、しっかりと仕事に取り組んでいます。日本人社員の方とも良好な関係を築きながら、業務に邁進されています。
秋田の寒さはどうですか?
ハフィズさん
「とっても寒いです。初めてストーブを使いました。」
デニさん
「インドネシアには冬が無いので、寒さに驚きました。」
仕事で難しいことはありますか?
ハフィズさん
「やっぱり日本語が一番難しいです。スケジュールが漢字で書かれているので、読むのが少し難しいです。」
デニさん
「でも日本人の社員の方が、すぐに教えてくれるのでとても助かっています。」
バングラディシュ出身のアリフさん

アリフさんは秋田に引っ越してきたばかり。他業種での技能実習を終え、幼い頃からの夢だった自動車整備の分野に挑戦しています。
特定技能2号の取得も視野に入れ、日本の高い技術を習得することをキャリアの軸に据えています。
日本で働く理由は?
「幼いころから日本の自動車が走っているところを見て育ちました。日本の自動車ブランドは母国では憧れです。自動車整備の仕事は幼いころからの夢でした。」
これから日本へ来る外国人材の方へ伝えたいことは?
「日本語をしっかり勉強することはもちろんですが、気持ちをしっかり強くもつことも大切です。自分が秋田で働くために、たくさんの人がサポートをしてくれました。その人たちの期待を裏切らないためにも強い気持ちを持って、仕事や生活に望むことが大切だと思います。」
異国の地で文化や言葉の壁を乗り越え、自分の力で生活を切り開く彼らの姿は、今後の日本を支える外国人材の力強さを象徴しています。
秋田の地で奮闘する彼らを支えることのできる地域社会を目指して、「地域の人事部」は活動していきます。
インタビューにご協力いただいた皆様、ありがとうございました。