秋田県能代市で地域に根ざした事業を展開する秋田日産において、今、インドネシアからの外国人社員が職場の雰囲気を明るくし、高い評価を得ています。

これは、能代市が地域の人事部である「COCORO」と共に進める外国人材受け入れ強化の成功事例の一つとして注目されています。

率先垂範の姿勢が職場を牽引

このインドネシア人社員の最大の特長は、その素直さ、真面目さに加え、仕事に対する極めて高い意欲です。常に受け身ではなく、率先して新しい仕事を覚えよう、そして積極的に実践しようという姿勢が際立っています。

象徴的なエピソードとして、工場長が重い荷物を持っているのを見かけると、すぐさま「私が持ちますよ！」と声をかけるなど、周囲への気配りや自発的なホスピタリティを自然に発揮しています。これは、異国の地で働く上で不可欠な、自律性とチームメンバーとしての協調性を兼ね備えている証です。

労働力以上の価値、工場長も絶賛

当初、彼らの採用は、地域企業の喫緊の課題である「労働力の確保」という期待が主でした。しかし、今やその存在は、単なる労働力を超えた価値を職場にもたらしています。

工場長からは、「仕事への取り組み方が素晴らしく、職場の雰囲気も格段に明るくなった。他の社員にも良い刺激を与えてくれている」と、非常に高い評価を得ています。彼らの明るく真面目な姿勢は、職場のムードメーカーとなり、チーム全体の意欲と活気を底上げすることに貢献しています。

能代市では、今後もこうした優秀な外国人材の受け入れと定着をさらに強化し、「外国人材から選ばれる地域」として、企業と地域社会の持続的な発展を目指してまいります。